急がば回れ


クラブを飛び出したフォッグ氏。

なんと道端で、出合い頭に恰幅の良い紳士と正面衝突してしまいました。

思い切り転げた二人。

フォッグ氏はかわいそうに腰を痛めてしまいました。

「やれやれ、慣れないことはするもんじゃないな。
これはどうやら賭けを取り消してもらって、サヴィル街の屋敷で過ごした方が良さそうだ。」

手を貸してもらいながらすごすごと引き返すフォッグ氏。
その姿はまるで10も歳とってしまったかのようでした。


そして再び、判で押したような日々を送ったのです。



The End


!今ならまだ間に合います!引き返して冒険の旅に出発してください!