リヴァプールで待っていたもの

 
 
・・・12月21日、船はリヴァプールに到着しました。
 
このまま列車にのり、ロンドンのリフォームクラブに午後8時45分までに行けば
彼は賭けに勝ち、全財産の倍を手にすることができるのでした。
 
船から降り、査証を事務所の窓口に提示したところ、
途端に周りは慌ただしい雰囲気に包まれました。
 
 
 
現れた数人の警官。
 
「フィリアス・フォッグ氏かね?」
 
「いかにもそうだ。」
 
「よくも帰ってきたものだ。ご同行願おう!」
 
 

何が起きたかわからないパスパルトゥーとアウダ。

もちろん当のフォッグ氏ですら、全く身に覚えのないことに困惑していました。
 
さて、フォッグ氏はどうする?