船員がメモを開けると、そこには「Rosewood」の文字。
フォッグ氏の勝利でした!
「俺の負けだ。潔くみとめる。・・・旦那、なにが望みだ?」
フォッグ氏はにっこり笑って答えました。
「明日の朝食は英国式でお願いします。」
良く晴れた翌朝。
船長が用意した英国式の朝ごはんに舌づつみをうつ一行。
と、俄かに空が暗くなり、海が荒れ始めました。
「な、なんだ!?」
「やばい!これはひょっとして・・・」
慌てる船員たちと、なにも出来ず船にしがみついているアウダ、パスパルトゥー、そしてフォッグ氏。
見る間に恐ろしく泡立った海面から、巨大な怪物が姿を現しました!
「うわあ、クラーケンだ!」
現れた伝説の怪物。
ただ、残念なことに一行がその怪物をよく見るよりも先に、
船は大破し、全てが海の底に沈んでいってしまったのでした・・・。
The End